株式会社ロケットスター、サーチファンドを始動。第一号案件は日本初の女性サーチャーKay氏と契約を締結。女性のキャリア支援を行う株式会社ROARS(ロアーズ)を設立。
株式会社ロケットスター(本社:東京都新宿区、代表取締役社長CEO:荻原 猛、以下「ロケットスター」)は、日本初の女性サーチャー(経営候補者)としてKay氏(新川 佳奈、以下「Kay」)と契約を締結し、サーチファンド事業の第一号案件として開始することをお知らせいたします。Kay氏は共同創業者のMami氏(安藤まみ 以下「Mami」)と共に、「叫んでも泣いても、最後は大笑い」をコンセプトにした女性のキャリア支援事業を行う株式会社ROARS(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:Kay、読み方「ロアーズ」、以下「ROARS」)を設立し、事業をスタートします。経営と業界のノウハウ蓄積に取り組みながら、関連企業の事業承継を目指し活動します。
写真 下段左がROARS代表取締役社長のKay氏、右がROARS取締役のMami氏、上段真ん中がロケットスター代表取締役社長の荻原、左が山家取締役(ロケットスター)、右が八田取締役(ロケットスター)
締結の背景
日本政府は、社会全体で女性の活躍を促進することがイノベーション創出と事業変革の加速につながるとして、多岐にわたる施策を推進しています。この取り組みの一環として、2023年6月には東京証券取引所プライム市場に上場している企業に対し、2030年までに女性役員の比率を30%以上に引き上げることを求めました。(※1)現状では2022年度の女性役員比率は15.0%に留まっており(※2)、目標達成に向けて未だ多くの課題が山積しています。人口減少が進む日本において、女性の多様な活躍を促進する取り組みは、プライム上場企業のみならず、国内の全企業にとって重要なテーマとなっています。
こうした背景の元、Kay氏とMami氏は「自信がないけれど、挑戦したい」と願う女性に向けたキャリア支援に取り組むべく、ROARSを設立しました。お二人自身が育児と仕事を同時に経験する中で、女性への社会的な理解不足や、女性特有の自信の欠如などの課題に直面してきました。これらの経験を活かし、能力も意欲もあるにも関わらず、そのポテンシャルを最大限に発揮できていない女性層にフォーカスした支援サービスを展開し、女性がより生き生きと働くことのできる社会の実現を目指します。
※1:男女共同参画局「女性版骨太の方針2023」
https://www.gender.go.jp/kaigi/danjo_kaigi/siryo/pdf/ka70-s-1.pdf
※2:厚生労働省「令和4年度雇用均等基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-r04.html
サーチャー契約の背景と今後について
ロケットスターはサーチファンドを通じて中小企業の企業価値向上にコミットする集団です。今回、 Kay氏とMami氏の女性活躍推進に向けた強い想いに共感したことから、日本初の女性サーチャーとして契約を締結し、課題解決に向けた取り組みを共に進めていくこととしました。
今後、Kay氏とMami氏は女性のキャリア支援を行うROARSの事業をスタートし、課題解決のためのノウハウ蓄積に取り組みます。並行して、事業で得られた知見を元にサーチ活動に従事し、関連企業の事業承継を目指し活動していきます。ロケットスターは、ROARSの顧問としてIT活用、マーケティング、営業、組織づくりなどのサポートを行うとともに、事業承継希望先の選定支援を行ってまいります。
ロケットスターは、Kay氏・Mami氏とともに、引き続き女性活躍推進にまつわる社会課題の解決に向けた活動を進めてまいります。
サーチャー 兼 株式会社ROARS 代表取締役CEO Kay氏
立命館大学卒業後、ホテル業にて新卒1年目でトップセールスとなり入社2年目から2年間NYへ派遣され、NY支店開設のための市場調査に従事。その後は結婚出産を機に退職、専業主婦へ。
大企業の契約社員からキャリアを再開。そこから管理職へ昇進し、転職を経てベンチャー企業の役員に就任。その後には起業まで経験。様々な組織規模にてマネジメントや経営を学ぶ。育児とキャリアの両立を目指してきた一方で、自分らしく働きたくても働けなかった悔しさも経験。その想いを元に、ママたちが自分らしく働ける社会の実現を目指して起業。
プライベートでは、常にママたちの実情を知るためにもPTAやママ向けのボランティア団体の立ち上げなど積極的に活動。困っているママを放っておけない、オセッカイな性格。
専業主婦から社長までの経験を活かし、ROARSでは管理職を目指したいと考えているキャリア女性に寄り添い、女性活躍を奨励する優良企業を繋ぐ架け橋として事業を展開していく予定。
早稲田ビジネススクール(MBA)、二児の母。趣味はトライアスロン、舞台・音楽鑑賞。
<Kay氏からのメッセージ>
起業し2年、ジェンダー平等な社会の実現を目指し、女性の経済的な自立とウェルビーイング向上のため活動をしてきました。その中で見えたさまざまな課題に、さらにスピードを持って向き合うため、サーチファンドの心強いサポートをうけサーチャーとして活動することになりました。少しでも多くの女性が自分らしく働き生きる社会となるよう、素敵な仲間たちとチームで取り組むことにワクワクしています。
株式会社ROARS 取締役COO Mami氏
藤女子大学卒業後、建築の営業職としてキャリアをスタートするも、見積金額で選ばれる仕事ではなく、「私だから」できることをしたいという思いから、学生時代に熱中した飲食の世界へ戻ることを決意。
20代は素晴らしい上司たちからチェーンストア理論をベースとした店舗運営、教育訓練、業態開発、経営企画の知識と経験を叩き込まれ、2016年よりサラダ事業のスタートアップの創業メンバー(COO)としてジョインしサラダ市場の拡大に従事。
2020年に双子を出産。突然マイノリティな立場となり、社会のサポートなしでは物理的に立ち行かない環境に置かれたことがきっかけで、社会課題に強く関心を持ち、女性のキャリアや子育てにおける社会課題を解決して行きたいと考え、ROARSを共同創業。
<Mami氏からのメッセージ>
私は出産子育てをきっかけに、仕事への情熱はそのままに、働ける時間は半分以下になりました。自分が納得する結果が出せず自信を持てない日々を過ごしながら、もっと働きたい、もっとチャレンジしたいと、もがいていました。そんな私が今こうしてチャレンジ出来るのは、パートナーとサーチファンドの心強いチームのおかげです。「この人たちとなら成功出来る」と思えたこのような素晴らしい出会いを、多くの女性に繋げていきたいと考えています。
社名に込められた想い
ROARS(ロアーズ)は、「大声で叫ぶ」「ライオンなどの猛獣が力強く吠える」という意味をもつROARから名付けました。
ロゴには、ライオンのたてがみが名前の由来とされる「Dandelion」の花(たんぽぽ)をシンボルに、メッセージには、「Roar with laughter」から、「叫んでも泣いても、最後は大笑い」そんな未来への希望のメッセージを添えています。
ROARSを通じて、チャレンジのドアを開けた女性が「叫んでも泣いても、最後は大笑い」
そんな日がくることを信じています。
社名:株式会社ROARS
本社所在地:東京都中央区日本橋小網町11-5 Acn日本橋小網町ビル702
代表取締役社長CEO:Kay
設立:2024年1月23日
事業内容:女性のキャリア支援事業
ロケットスター社のサーチファンドとは
我々の考えるサーチファンドとは、経営を志す人材(サーチャー)が、自分の資金ではなく投資家の出資を受け、伸ばす自信がある中小企業を承継し、経営者として企業価値向上を目指す取り組み、と捉えています。サーチファンドの取組は、起業で求められる事業創造(0→1)よりも、既にある事業の変革・拡大(1→10→100)の方が得意な人材にとって、強みを活かせる、新たなキャリアとしても注目されています。
株式会社ロケットスター 会社概要
ロケットスターは中小企業の企業価値向上にコミットする集団です。我々はサーチファンドを通じて、起業家増加、事業承継、従業員所得増加という3つの社会課題を解決できると考えています。ロケットスターでは、時代に適した事業を創造し、中小企業をベンチャー化させ、「IT×マーケティング×組織づくり」を駆使して事業成長を実現させ、企業価値向上を成し遂げていきます。
社名:株式会社ロケットスター
本社所在地:東京都新宿区新宿2−11−7 第33宮庭ビル 4F
代表取締役社長CEO:荻原 猛
設立: 2023年2月13日(大安&寅の日)
事業内容: サーチファンド事業、人材紹介事業(有料職業紹介事業 13-ユ-315238)、M&A仲介事業
HP:https://rocketstar.co.jp/